院長からのひとこと

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当院では、新型コロナウイルスの院内感染防止のためのさまざまな対策を講じていますので、安心して受診してください。特に定期の予防接種は電話による完全予約制です。これまで通り接種時期を逃さないように接種を心がけてください。(2020年12月22日)

当院の院内感染対策について説明します。

定時的な室内の消毒や換気はもちろんですが、インフルエンザなどの抗原検査、吸入や吸引処置は、手袋、フェイスシールドなどの標準予防策をとっています。①から④は当院で実施している院内感染防止策です。

①当院の診療受付は、7月からインターネット予約に変更になりました。
そのため待合室で他の患者さんと接触することはほぼありません。ネット予約できない場合や緊急性がある場合は、直接来院していただければ診察いたします。

②新型コロナの疑いがあるお子さん(発熱があり県外への移動歴があるなど)は、インターネットの問診システムによりネット予約ができません。
新型コロナの疑いがあるお子さんについては看護師が個別に対応しますので、当院に直接お電話をおかけください。

③当院は新型コロナウイルスの検査及び診療を実施する指定医療機関として届けています。
新型コロナウイルスの検査、診療の日時は月曜日から金曜日の午前11時〜12時です。
検査は当院の駐車場のプレハブで行いますので、一般の患者さんと接触することはありません。対象は当院のかかりつけのお子さんに限ります。電話による事前予約が必要です。

④予防接種(インフルエンザワクチンを含めて)及び乳幼児健診は、一般診療と完全に時間帯を分けています。
風邪の患者さんと一緒になることはありません。風邪の患者さんと接触する可能性がある場合は別の出口から出てもらいますのでご安心ください。

11月16日より愛媛県の新型コロナウイルス感染症に対する診療・検査体制が新しくなります。(2020年11月16日)

今冬の新型コロナウイルス感染症とインフルエンザに同時流行を見据えて、急増する発熱患者さんに対応するため、これまでの帰国者・接触者相談センター(保健所内)への相談体制から地域のかかりつけ医に電話で相談する体制に変わります。

相談したかかりつけ医が新型コロナに対応できる県指定の医療機関であれば、そこで診療・検査が受けられます。新型コロナに対応できない場合は指定の医療機関を紹介してもらいます。また、かかりつけ医がない場合やどの医療機関を受診するか迷う場合は、保健所内の受診相談センターに電話して適切な医療機関を紹介してもらうことになります。

当院は指定医療機関機関ですが、新型コロナの診療・検査を実施できる対象はかかりつけのお子さんに限られますので、ご注意ください。

10月1日から予防接種間隔の規定が大きく変わります!(2020年10月2日)

ようやく気持ちがいい秋晴れの日を感じる季節になりました。

10月1日からワクチン同士の接種間隔の規定が大幅に変更になります。
注射の生ワクチン同士の間隔はこれまで通り4週間ですが、それ以外のワクチンの組み合わせ(生ワクチンと不活化ワクチン、不活化ワクチンと不活化ワクチン等々)については接種間隔の規定が撤廃されます。

今回の改正は、10月に定期接種となった経口生ワクチンのロタウイルスワクチンを接種機会を逃さずに接種してもらうための見直しです。また、同時接種の定期接種ワクチンの数が増えているため、より効率的で効果的にワクチンを接種してもらうこともその理由です。

これまでの検証結果から経口生ワクチンが注射の生ワクチンや不活化ワクチンの反応に影響を及ぼすことはなく、副反応が上昇することもありません。欧米ではこれまでも経口生ワクチンとその他のワクチンとの接種間隔に関する規定は設けられていません。

ただし、異なる注射の生ワクチン同士の組み合わせについては、干渉作用によりワクチンの効果が減弱する可能性があることから、従前通り4週間の間隔を開けることになっています。

今年度の小児のインフルエンザワクチンは10月26日(月)からの接種になります!
例年より遅くなり申し訳ありませんが、ご協力をお願いします。(2020年9月14日)

今年の冬はインフルエンザと新型コロナウイルスの同時流行が懸念されており、インフルエンザワクチンの需要が高まるものと予想されています。

9月11日、厚生労働省より、重症化しやすい高齢者へのインフルエンザワクチンの接種を確実にするため65歳以上の高齢者には10月1日から開始し、それ以外の小児を含む人のへの接種は10月26日(月)まで待つようにという通達がありました。今年度ワクチンは昨年度より多く供給される予定ですが、重症化しやすい高齢者への接種を確実にするための措置ですので、ご協力ください。

当院のインフルエンザワクチンの予約はネット予約です。ネット予約は9月14日から受け付けています。

今年度は接種開始時期が遅くなったことから、少しでも早く免疫を獲得できるように2回接種の間隔(2〜4週間で接種)を2週間にしました。

また、今年度はできるだけ多くのお子さんに接種していただけるよう、対象年齢を6歳以上とそれ以下で分けて実施することにしました。よろしくお願いします。

9月1日から、病児保育室『キッズケア青い鳥』の予約がネット予約になります。ネット予約でさらに利用しやすくなります!(2020年8月31日)

9月1日からキッズケア青い鳥の予約がネット予約になります。

これまで、保育室が閉まった後は予約ができない、予約の際には毎回電話でやりとりしないといけない等々、利用のしづらさが指摘されていました。今回、病児保育予約ネットサービス「あずかるこちゃん」の導入により、これらの問題が解消され、利用者の皆様の利便性が高まるものと思われます。

予約に際して次のようなことができるようになります。

  1. 24時間、ご都合のいい時間に、ネットで予約ができます。
  2. 予約時に保育室の空き状況が確認できます。
  3. 予約申し込み完了、予約確定(orキャンセル待ち)のお知らせが、LINEおよびメールで届きます。
  4. 利用当日の朝、利用の再確認(リマインド)メールが届きますので、キャンセル忘れを防げます。

※なお、医師連絡票がない場合、予約申し込みはできますが、予約確定にはなりません。
当日の朝当院で診察を受けていただき入室の可否を決定します。可能な限り医師の診察を受けて医師連絡票を作成してもらってからネット予約をすることをお勧めします。
※ネット予約の詳細については、病児保育室「キッズケア・青い鳥」のページをご覧ください。

真夏に向けて子どもの健康対策は新型コロナ対策より熱中症対策を優先しましょう。(2020年7月6日)

今年の夏は、新型コロナウイルス対策としてマスク着用が小児でも日常化するものと思われます。
しかし、暑い時期にマスクをすると体内に熱がこもりやすく、喉が渇きを感じにくくなることから、自覚症状がないまま脱水症状が進み熱中症を起こしやすいとされています。小児は体内の水分比率が高く活動量が多いため容易に熱中症になってしまいます。

小児では、運動時や学校の登下校時のマクス着用は熱中症予防の観点から3蜜でない限り、極力やめるようにしましょう。

7月1日より当院の診療予約はインターネット予約に変更になります。(2020年6月25日)

これまで、あおい小児科の診療予約はクリニックに直接お越しいただき、予約表にお書きいただいておりました。今般の新型コロナウイルスの流行拡大に伴い、クリニックでの院内感染を予防するため、インターネット予約に変更することにいたしました。
保護者の皆様の利便性も高まるものと思われます。

7月1日から診察予約がネット予約に変更になります(携帯電話・パソコンからの予約方法)

コロナ禍の影響で定期接種のワクチンの接種率が低下しています。定期接種の接種時期が来たら早めに接種をするようにしましょう。(2020年5月21日)

予防接種を推進する民間機関(VPD)の報告によると、2019年10月までに生まれた赤ちゃんの生後3ヶ月での肺炎球菌ワクチンの接種率は90%だったのに対して、2019年11月以降に生まれた赤ちゃんの3ヶ月での接種率が74%と低くなっているそうです。また、2019年12月以降に1歳のお誕生日を迎えたお子さんの14ヶ月でのMRワクチンの接種率も50〜60%に低下しているそうです。

コロナ禍で定期接種を控えることで、それらの病気にかかってしまっては元も子もありません。接種時期がきたら予防接種専用時間を利用して積極的に接種をしてください。

当院では、予防接種は予防接種専用時間に実施をしています。安心して予防接種を受けにきてください。

子どもの新型コロナは軽症のことが多いが、乳児では重症になることも!
~中国で流行した新型コロナウイルス感染症の小児の報告例から~(2020年4月14日)

先日、中国の研究者が中国の武漢から始まった新型コロナウイルス感染症の小児例をまとめた論文をアメリカの医学雑誌に発表しました。対象は2020年2月8日までに発症した2143人の18歳以下の小児で、平均年齢は7歳でした。

  • 感染者全体に対する18歳以下の割合は2.4%、10歳未満は1.0%でした。小児も成人と同じように感染を受けているので、小児は無症状か軽症で経過することが多いために検査に至っていないケースが多いのではないかと考えられています。
  • 症状別では、無症状4.4%、軽症(軽いかぜ症状のみ)50.9%、中等症(肺炎はあるが呼吸困難等なし)38.8%で、重症例(肺炎で呼吸困難あり)は5.9%、死亡は14歳の男児1例のみでした。小児は成人に比べて軽症例が多い傾向があります。
  • 重症例を年齢別にみてみると、6歳以上では4%、1~5歳で7.3%に対して1歳未満では10.6%でした。年齢が低いほど重症例が多くなり、1歳未満では感染すると10人に1人が重症化するという結果でした。乳児が重症化しやすい原因としては、肺の機能が未熟なことや気管が細いため呼吸状態が悪くなりやすいことが考えられています。また症状を訴えにくいため周囲が重症化に気づきにくいこともあるとみられています。
  • 小児の新型コロナ感染症の感染経路はほとんどが家族内感染でした。保護者が3密を避けることや帰宅後の手洗いをしっかりして家庭にウイルスをもちこまないことが重要です。

新型コロナ感染予防のための成人へのBCG接種は控えてください。(2020年4月13日)

国内の新型コロナウイルスの感染者数が日増しに増加し、7都道府県では緊急事態宣言も発令され、お子さんをお持ちの保護者の方も不安を抱かれていると思います。

最近になり、BCGワクチンを接種すると新型コロナウイルスの感染リスクが下がるという報道がネットなどで話題になっています。

実際に当院にもBCGワクチンの有用性についての問い合わせの電話がありました。ネットでその理由について調べてみると、BCG接種を義務化していないイタリア、スペイン、アメリカなどは、日本やポルトガルのように義務化している国に比べて新型コロナウイルスの人口に対する患者数や致死率が高いという論文がでたことがきっかけだったようです。

これを受けて、4月3日に日本ワクチン学会は次のような声明を発表しました。

  • BCGワクチンがコロナウイルス感染症に有効というのは、あくまで仮説であって科学的に証明されたわけでないので、現時点では推奨しない。
  • BCGワクチンの接種の効能・効果は結核予防であり、新型コロナウイルス感染症の重症化の予防を目的とはしていない。対象はあくまで乳幼児であり高齢者への接種に関わる知見は十分にはない。
  • 適応外の接種が増えることにより、定期接種としての乳児へのBCGワクチンが安定的に供給されなくなる可能性がある。

新型コロナウイルス感染予防の目的での成人へのBCG接種は厳に慎んでいただきたいと思います。

4月7日から予防接種専用時間を設け、予防接種はその時間帯に実施させていただきます!(2020年4月7日)

新型コロナウイルス感染症が全国的に流行しています。予防接種で来院する患者さんが、一般外来のかぜの患者さんと接触するのを避けるため、4月7日より予防接種専用時間を設けることにしました。

予防接種専用時間は、①火・水・金の午後3時~4時まで ②木・土の午後12時~12時30分です。

愛媛県内でも4月2日時点で12人の新型コロナウイルスの感染者が発生しました。首都圏や大都市での流行拡大の現状を目の当たりにすると、愛媛県でも今後さらに流行が拡大してくることが予想されます。万一のことを考え、予防接種で来院された患者さんが、かぜの患者さんと接触することがないよう予防接種の専用時間を設けて、その時間帯に接種をしていただくことにいたしました。ご協力をお願いします。

新型コロナウイルス感染症の流行拡大のため休校、休園の措置をとって2週間になりました。(2020年3月18日)

日本小児科学会から、保護者の皆様むけに、新型コロナウイルス感染症のQ&Aや休校中子どもの心のケアや安全対策についてメッセージがでています。ぜひご覧ください。

2月最終週にはインフルエンザの発生はほとんどなくなりました。(2020年3月3日)

2月最終週のインフルエンザ発生数は定点あたり3.0人でした。当院でのインフルエンザ発生数も1週間で2人でした。新型コロナウイルスの流行拡大が早く終息することを願うばかりです。

今回で当院からのインフルエンザの定期的な報告はひとまず終了いたします。

新型コロナの影響かインフルエンザはなりを潜めています。(2020年2月21日)

2月第4週のインフルエンザの1医療機関あたりの報告数は4.3人で、先週よりさらに少なくなりました。新型コロナの影響かインフルエンザはなりを潜めています。

インフルエンザの発生は2月にしては稀に見る少なさです。当院では発熱のお子さんでインフルエンザの迅速検査をして陽性となるのはごく一部です。

あおい小児科近隣の2月第4週のインフルエンザ発生状況

2月第3週(2月10日〜16日)の1医療機関あたりのインフルエンザの報告数は6.3人で、先週よりさらに少なくなり、注意報は解除になりました。(2020年2月21日)

全国的にも今年のインフルエンザの患者数は過去数年と比べると、非常に少ない水準にとどまっているそうです。新型コロナウイルス感染拡大を心配して、マスク、手洗いを心がける人が増えたことも一因でしょうが、暖冬の影響もあるのではないかと言われています。

今年は12月中旬から現在まで記録的な暖冬で、雨も多く、ウイルスが拡散しにくい気象条件となっているそうです。今年のこのような天候が新型コロナウイルスの流行の広がりを抑えてくれないか祈るばかりです。

あおい小児科近隣の2月第3週のインフルエンザ発生状況

令和2年1月第5週の今治市内のインフルエンザの発生は、先週よりさらに少なくなりました。(2020年2月5日)

1月第5週のインフルエンザの発生数は、1医療機関あたり12.1人と先週よりもさらに少なくなっています。インフルエンザの流行は小康状態のようです。A型とB型の割合は10:1と変わりません。

あおい小児科近隣の1月第5週のインフルエンザ発生状況

令和2年1月第4週のインフルエンザの発生数は先週と比べて半減しました。(2020年1月31日)

1月第4週のインフルエンザ発生数は先週より少なくなり、半減しました。1医療機関あたりの報告数は14.5人でした。またA型とB型の比率は10:1でした。

このままインフルエンザが終息に向かうとは考えにくいと思います。今後新型コロナ肺炎の国内流行の懸念もありますので、体調管理と手洗いの励行を心がけるようにしましょう。

あおい小児科近隣の1月第4週のインフルエンザ発生状況

令和2年1月第3週のインフルエンザの流行状況について(2020年1月20日)

令和2年第3週の今治市のインフルエンザ発生数は定点あたり29人でした。
年齢別では成人や10歳以上の学童児が全体の半数を占めていました。型別ではほとんどがA型ですが、B型も一部ありました。当院から衛生研究所に提出した12月の検体からはAH1pmd09が分離されていました。A型の大部分はAH1pmd09(旧Aソ連型)と思われます。

あおい小児科近隣の1月第3週のインフルエンザ発生状況

令和2年1月第2週のインフルエンザの流行状況について(2020年1月17日)

令和2年1月第2週の今治市内のインフルエンザ発生状況は定点あたり17人でした。
保健所からの報告では乳幼児から成人まで幅広い年齢の方がインフルエンザにかかっています。小児科は冬休み明けのせいかインフルエンザの流行はひと息でした。

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