院長からのひとこと

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12月第3週のインフルエンザ発生状況について(2019年12月24日)

今治市内のインフルエンザ発生状況は定点医療機関あたり19.0人で、先週よりさらに増加しています。12月第3週には近隣の富田小学校の2クラスで学級閉鎖の措置がとられました。

今治保健所の報告によると現在流行しているインフルエンザの型は全てA型で、A型の亜型はほとんどが2009年に新型インフルエンザとして騒がれたA(H1 N1)pmd09です。このA(H1N1)pmd09は2011年から季節型インフルエンザとして扱われるようになり、現在まで毎年流行をひきおこしています。

あおい小児科近隣の12月第3週のインフルエンザ発生状況

12月第2週のインフルエンザ発生状況について(2019年12月17日)

インフルエンザが流行し始めました。

12月第2週(12月9日〜12月15日)の今治市内のインフルエンザ発生状況は定点医療機関あたり16.0人で、その前の週の4.3人から大幅に増加しました。流行期に入ったようです。

毎週、近隣の保育所、幼稚園、学校のインフルエンザ発生状況についてお知らせします。

あおい小児科近隣の12月第2週のインフルエンザ発生状況

今治でもインフルエンザ流行の兆しか?(2019年12月9日)

11月最終週の今治市内のインフルエンザ発生数は1医療機関あたり0.4人でしたが、12月第1週、当院ではインフルエンザ発生数が10人と急増しました。

インフルエンザの患者さんは、晴心幼稚園、鳥生小学校、立花小学校、富田小学校のお子さんでした。今後、年末にかけてインフルエンザが流行してくることが予想されます。外から帰ったら手洗いうがいを心がけるようにしましょう。

インフルエンザの流行に備えてワクチンを接種しましょう。(2019年10月1日)

10月8日からインフルエンザワクチンの接種が始まります。
当院でのインフルエンザワクチンの予約はインターネット予約です。ご希望の方は、あおい小児科のホームページからアクセスして予約をしてください。

今年度のインフルエンザワクチンは、昨年度と同じくA型2種類、B型2種類の4価ですが、型が一部異なっています。接種回数は13歳未満が2回、13歳以上は1回です。費用は1回消費税込みで3500円です。

RSV感染症が流行し始めました!(2019年8月5日)

7月中旬から今治市内の保育園や子ども園でRSV感染症の発生があり、徐々に流行が広がってきています。特に0歳児のお子さんがかかると重症化することがありますので、ご注意ください。

RSV感染症は1歳までに60〜70%、2歳までにはほとんどの子どもがかかるとされています。一度かかっても充分に免疫がつかないため何度もかかることから、高齢者を含む全ての年齢で発症する可能性があります。

RSV感染症の症状は、発熱、鼻水などの上気道症状に始まり、次第に症状が悪化して肺炎や細気管支炎を合併して咳や喘鳴などの下気道症状が出現します。

潜伏期間は4〜6日、感染力は7〜10日続きます。

2歳以下のお子さんで、夏場に発熱以外に鼻水や咳がでてくるときは病院受診をするようにしてください。

今治市では手足口病がインフルエンザ並みに流行っています。(2019年7月17日)

先週(7月第2週)の感染症発生動向調査によると、今治市の1医療機関あたりの手足口病の患者発生数は25人となり、先々週の13人と比較して倍増しました。年齢は1歳代に集中しており、3歳以下がほとんどを占めています。3歳以下のお子さんで、突然の高熱で食事を与えると嫌がる、よだれが多い、手足に発疹があるなどの症状がある時には手足口病が疑われますので、病院を受診してください。

また、手足口病の発疹が広がってきた、分泌物が出ているなどの時には、とびひになっている可能性があります。とびひはブドウ球菌による皮膚感染症で治療が必要です。病院できちんと治療してから登園するようにしましょう。

今治市内で手足口病が流行の兆し(2019年7月9日)

今治市内では6月下旬から手足口病の報告が増え始め、7月になり患者数が急増しています。今年の手足口病の特徴は、高熱を伴うことが多いこと、発疹が手のひらや足の裏よりも肘や膝の後ろなどに目立つことです。発熱と口内炎から始まり遅れて発疹が出現することもあります。

手足口病はエンテロウイルスの感染によるもので、感染経路は主に糞口感染(便に含まれる病原菌が手を介して口に入ることで感染)です。そのため日常の手洗いを励行すること、おむつ交換時の手洗いやタオルの共用を避けることなどが大切です。

登園は、熱が下がって普段通りの食事を取ることができるようなれば可能です。手足口病のウイルスは便中に数週間排泄され続けますので、保育所等の集団生活での流行を抑えることはできません。登園を控える理由は、発症しているお子さんの病気の回復を促して脳炎などの合併症の発生を防ぐのが目的です。また、保育所等では登園を再開したお子さんの排便後やおむつ交換後の手洗いを継続するようにしましょう。

中年男性への公費による風疹対策が始まりました!(2019年5月22日)

改元に伴う10連休で全国的にインフルエンザが少し増えるかのような報道がありましたが、当地ではさほどでもなく連休明けにはインフルエンザはほぼ姿を消したようです。

ところで、本年4月から中年男性に対する風疹対策が始まりました。
対象は昭和37年4月2日から昭和54年4月1日生まれの男性です。この世代は公費によるワクチン接種の機会がなく、風疹の抗体保有率が低いことがわかっています。そのため、この世代を中心に昨年の夏場に首都圏で風疹が流行したのは記憶に新しいところです。

それを踏まえ、今回、国は中年男性への風疹の追加対策に乗り出しました。もちろん、風疹の流行を抑えることで妊婦さんへの感染を防ぎ、先天性風疹症候群の発生を予防することが目的です。先天性風疹症候群の発生を防ぐため、対象の男性の方は1人でも多く抗体検査を受けるようご協力ください。

詳細は、あおい小児科のお知らせ「成人男性への国による風疹対策が始まりました。をご覧ください。

インフルエンザはさらに下火に!2回目のインフルエンザにかかるお子さんも。(2019年3月7日)

2月最終週の今治市の定点あたりのインフルエンザ発生数は16.0で、2週連続で10台になりました。当院でも明らかにインフルエンザの患者さんは少なくなりました。

2月中旬から下旬にかけて保育所のお子さんで2回目のA型インフルエンザにかかった人が何人かいました。一度かかったからと安心しないようにしましょう。

インフルエンザは下火に、ヒトメタニューモウイルス感染症が増えてきています。(2019年2月18日)

2月第3週の当院のインフルエンザ患者数は20人、前週と比べて半減しました。保健所の報告でも今治市内のインフルエンザの発生数は減少してきています。

インフルエンザに代わってヒトメタニューモウイルス感染症が増えてきました。
1歳から4〜5歳のお子さんで、発熱、咳、鼻汁があり咳がひどくなっていく場合は、インフルエンザだけでなくヒトメタニューモウイルスの感染症の可能性もあります。周囲の感染症情報に注意してください。

ヒトメタニューモウイルス感染症については「市内の保育所でヒトメタニューモウイルス感染症がはやっています!(2016年6月17日)」をご覧ください。

今年は2つのタイプのA型インフルエンザが同時流行!(2019年2月4日)

1月第4週、今治市のインフルエンザの報告数は第3週と比べ半減しました。
当院のインフルエンザ発生数も第3週をピークに第4週、第5週と少なくなっていますが、依然警報レベルを維持したまま流行は継続しています。

型別では現時点では当地でも全国的にも全てA型ですが、今年はA型の2つタイプ、すなわち、2009年に新型インフルエンザとして流行したH1N1とA香港型(H3N2)が同時に流行しているため流行規模が大きくなっているようです。厚労省によると、通常の年では流行するウイルスは1タイプのことが多いそうですが、今回のように2タイプが同時流行することは珍しいとしています。
今年はA型にかかった後、もう一度同じA型にかかる可能性もありますので注意が必要です。

1月第3週、インフルエンザの流行はさらに拡大。今治市の定点あたりの報告数は105人。(2019年1月28日)

今治市の1月第3週の定点あたりのインフルエンザ報告数は105.3人で、県内では松山市を抜き最も報告数が多くなっています。学級閉鎖や学年閉鎖も相次ぎ、6施設から報告がありました。型別ではA型一色となっています。

今年のインフルエンザは、初期に高熱とともに腹痛や嘔吐などのお腹の症状を伴うことが多いように感じます。このようなケースに対しては内服や吸入による治療ができないため、注射製剤で治療することもあります。抗インフルエンザ薬は現在、内服薬2種類、吸入薬2種類、注射製剤1種類の計5種類が販売されていますが、年齢や症状などで使い分けています。

今治市では1月第2週に入りインフルエンザが本格的に流行しはじめました。1医療機関あたりの報告数44.3人で警報レベル!(2019年1月17日)

1月第2週になり今治市の1医療機関あたりのインフルエンザの報告数が44.3人となり、先週の7.6人から急増しました。定点あたりのインフルエンザ報告数が30人を超え警報レベルに達しています。

発症年齢はほぼ全年齢に及んでおり、型別ではほぼ100%A型のようです。学級閉鎖などの措置が取られたケースも4件報告されています。

今後さらに流行が拡大するものと思われます。不要な外出は控えるようにした方が無難です。また帰宅後手洗いうがいをするようにしましょう。

10代のお子さんへのタミフルの使用制限が解除されました!(2019年1月8日)

タミフルの投与を巡っては、服用した中学生が転落死する事後が相次いだため、2007年以降、10代の小児に対してはタミフルの使用を差し控えるとしてきました。このたび厚労省研究班の10年間の調査結果から、インフルエンザ罹患時には、薬の種類や服用の有無に関係なく異常行動が発現するということが明らかになったとして、2018年8月、10代のタミフルの使用制限を解除することになりました。

ただしタミフルを含む抗インフルエンザ薬すべてで、服用した小児を自宅療養する場合は異常行動が発現することがあるとの注意喚起はこれまで通りです。

インフルエンザにかかった時は、発熱から2日間は転落等の事故を防止するため、厚労省は以下の対策をとるよう指導しています。
① すべての部屋の窓と玄関を確実に施錠する。
② ベランダに面していない部屋で寝かせる。
③ 格子付きの窓のある部屋で寝かせる。
④ 一戸建ての場合はできる限り1階で寝かせる。

あけましておめでとうございます。年明けからインフルエンザがチラホラ!(2019年1月7日)

1月4日が当院の仕事初めでしたが、1日でインフルエンザのお子さんが5名いらっしゃいました。昨年12月は1週間で1〜2名程度の発生でしたので、年が明けてから急に増えてきたかなという印象です。

インフルエンザを発症したお子さんの親御さんからは、正月に親戚が集まってその時に熱が出た人がいた、ショッピングモールに家族で出かけたなどのお話を伺いました。年末年始は大勢の人が国内外を移動し、また人が集まる時期でもあります。そのためこの時期はどうしてもインフルエンザの感染を受ける機会が増えてしまいます。このような感染を防ぐ唯一の手段は現時点ではワクチン接種しかないのかもしれません。

今週から幼稚園、小中学校は新学期を迎えます。インフルエンザ対策を心がけましょう。

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