あおい小児科院内勉強会

HOME   >   当院のこだわり   >   あおい小児科院内勉強会   >   読んだ人に伝わるための文章の書き方について

読んだ人に伝わるための文章の書き方について
『会社では教えてもらえない 人を動かせる人の文章の基本』 吉田裕子著より

平成30年8月の定例勉強会(平成30年8月9日開催)

 現代は、電話よりメールの時代。ビジネスでは、連絡だけでなく、企画書、報告書など様々な場面で文章力が必要になってきています。
 電話は相手の作業を中断させてしまう邪魔者。メールは受け手の作業を止めずに、相手のスケジュールに合わせてみてもらうことができる。そのため文章力は必須のアイテムとなっています。
 上記の著書から、ビジネスメールで相手に伝わるための文章の書き方の基本的なポイントについてまとめてみました。

まずうまく書こうという自意識を捨てる!

自分が他人からどう見られるかという自意識をすてる。うまくやろうと考えているときは、自分の実像よりもよく見せようといている。これを捨てる。

伝える相手は誰なのか!その相手に何を伝えるか!という点に集中する。

そのためにどのように書けばいいかの基本技法を知っておく必要がある。

  • 求められているのは、読みやすさ、わかりやすさ!
    すっとわかるが最大の目標(お手本はニュース、新書や実用書、入門書)
  • 結論を文章の冒頭に持ってくる。
  • 現代人の集中力は8秒程度、8秒で読めるのはせいぜい150字。一つの段落は150字以内に収めるようにする。
  • 一文は50字程度を上限とする。
    • 一文を短くする
    • 一つの文章で一つのことをいう
  • 主語と述語がねじれないようにする。

「、」読点を打つべき5つのポイント

① 接続助詞(~ので、~けれど、~のに など)の後
② 接続詞(そして、しかし、なお、一方 など)の後
③ 長い主語の後
④ 状況、時、場所などを表す部分の後
⑤ 述語と離れている主語の後

5W1Hを意識する

5W1H(いつ、どこで、誰が、何を、どうした、なぜ、相手に取ってもらいたいアクション)をもとにしたテンプレートを意識すると、迅速に、わかりやすい文章を書くことができる。

簡潔な文章を身につけるための勉強法

① 新聞の見出し、リード(大きな記事で、本文の前に概要をまとめている部分)を参考にすること。
② コラムや新聞の社説などの文章を100字程度に要約すること。

ページの先頭へ